台風による庭木等の塩害
大型の台風が過ぎて、ほっとしているところですが、大雨、引き続きの台風で被害にあ
われた方には、お見舞い申し上げます。
さて、台風による塩害ですが、以前にも書いたことがあるのですが、海から結構離れた
ところでも、台風が巻き上げた塩分を含んだ雨が強風で吹き付けられ、植物が急に枯れ
ることがあります。
浸透圧の作用で葉の水分が奪われるのが原因なのですが、塩害は、塩分の付着した
状態が長く続くことから、雨の少ない台風で起きやすいです。
今回の台風は、結構雨を伴いましたが、それでも塩分を含んでいる状態ですから、雨が
よく当たる場所以外においてある植物とかは特に気をつけた方が良いかもしれません。
台風後の事後対策として、是非以下のことを実行しておくことをお勧めします。
(1)直後に水をかけて塩分を洗い流す。
(2)見かけが悪くても葉や枝を切り落とさない(急に切ると水分の吸収がうまくいかなく
なる)
(3)塩害とわからず、枯れたことを水や肥料の不足と考え急に肥料とかをたくさん与え
るのは、根腐れや生理障害を起こすので控える。
とにかく、台風の後は、雨に当たっていますが、さらに真水で植物を洗い流すことが大切
です。
今日は半日ですが、庭中に散ったバラの花びらの掃除や、ついでに芝生の草抜きもちょ
っとだけしましたが、なんか、例年にましてヤブ蚊がでてきて、そこら中かまれてしまった
ので、中途半端になってしまいました。
西洋芝は、枯れてしまってきていますし、例年にもまして力の入らない夏です。
今日は台風一過で、久しぶりにちょっと晴れ間がのぞいたかと思ったら、蝉の声が聞こえ
てきました。蝉の声を聞くと、夏本番という感じですね。