土壌分析の結果 その2
先般土壌分析の項目の内容がよくわからないと書きましたが、不足する肥料等のチラシの
最後に、一緒にホッチキス止めしてありました。
その内容によると。
「pH」
pHは、土壌の酸性度を示す数値です。水浸出で測定した方が通常のpHです。
塩化溶液浸出pHは、土に塩(塩化カリウム)の溶液を加えて測定したもので、健康な土壌
では、pH差が、1程度あります。
多肥土壌や塩(特に塩化ナトリウム塩)のある土壌では差が小さくなります。
「電気伝導度」
電気伝導度は、土壌中の塩類濃度の指標です。また、土壌中のチッソ分(硝酸態チッソ)
の指標ともなります。
作物によって濃度障害への抵抗性は異なりますが、ECが1以上ある土壌では注意が必要
です。
「リン酸 吸収係数」
リン酸吸収係数は、通常の土壌では500~1000程度です。火山灰土壌では2000以上
あるものもあります。
これ自体は土壌の特質ですので、改善は難しいです。
有効態リン酸係数は、土壌中にあって作物が利用可能と思われるリン酸の量を示しています。
最近、リン酸過剰・石灰過剰の土壌が多いですが、こういった土壌では、リン酸と石灰が結び
ついてしまい、リン酸・石灰が十分あっても効かないという状態になってしまうので注意が必
要です。
「塩基置換容量」
塩基置換容量は、人間でいえば胃袋の大きさを示しています。この値が大きいほど施肥がし
やすくなります。(多肥に強い)
これも一朝一夕には改善できません。良質のたい肥、粘土などの継続施用がポイントです。
「塩基飽和度」
土壌はアンモニア態チッソ・カリ・石灰・苦土といったプラスの電気を持つ肥料成分を吸着する
能力(CEC)を有しますが、その土壌のCECのうち、カリ・石灰・苦土が何%占めているかを
示す数値です。
という解説が付いていました。
あと省略しますが、pH、腐植、CEC、チッソ成分などの解説の部分もあります。
で、我が家の庭はいったいどうすればいいのか、石灰過剰はわかったが、なにをどうすれば
一番効果的なのか、ん~、今一つよくわからないですね。
その3に続く